修復作業。

調べてみるとこの絵「小動（こゆるぎ）からの江ノ島」は２０１２年に描いている。いつも絵を描く時は自分らしく描いている事には変わりは無いのだが、今見ると色々とやりたい事が浮かんでくる。しかし僕は基本的には直すことはない。その時の気持ちはこの絵の通りだからだ。今この絵を取り出したのは個展で皆さんに見ていただきたく思い、こすれて色落ちした箇所を修復するためだ。どうしても同じ号数をきちんと整理棚に保管していても、他のキャンバスとの兼ね合いで長い間には移動させたり、出し入れの時にこすれたりして少しではあるが色落ちしたり剥がれたりする物もある。また、完全に乾いていてもぎゅうぎゅうに詰め込んだりしていると木枠同士の圧力で隣のキャンバスにくっつき色が剥がれたりする事もある。いずれにしろ色落ちの場所は額入れの時に額に当たる部分や木枠周辺がほとんどで、木枠に当たっている部分以外のキャンバスには弾力性（揺れ）があるので色落ちは無い。この修復作業が終わったら仮額の制作に移ります。

ーお知らせー

第２７回　美崎太洋個展開催期間２０２５年１２月１日（月）〜２０２６年１月３１日（土）
まるこ福祉会　きらり市民ギャラリー
午前１０時〜午後４時（土日祝日休館・入場無料）

社会福祉法人まるこ福祉会

きらり市民ギャラリー

長野県上田市長瀬2885-3

TEL0268-71-6263

↓きらり市民ギャラリー　前回の個展

にほんブログ村

TAIYO ART

明るく　楽しく　嬉しく