絵ごよみ 雨晴
2024年 10月 31日
雨晴 F10
2014年取材
有名な雨晴海岸には氷見線、雨晴駅から5〜6分で着くのだが、僕がこの絵を描いた場所はもう少し歩いた。船を入れて立山連邦を描きたかったのでウロウロと歩き、少し離れた所に船を見つけたのだった。雨晴の海に浮かぶ船、陸に上げられた小舟たち、海の向こうにそびえる立山連峰、しかも雪をかぶっているではないか、初めて見る絶景にしばしうっとりしていた。海、船、山と描くことは日常的にあるのだが、いつも低山でしかも緑の山が多く、このような雪を冠った山は初めてだった。雲ひとつ無い晴れ渡った富山湾、雨晴に浮かぶ船と陸の小舟たち、雪を冠った立山連峰。滅多に出会うことはないだろうと思われる風景と巡り会い、独り占めで描くことが出来た。最高に嬉しくも僕にしては珍しい一枚となった。
by taiyoart
| 2024-10-31 18:40
| 絵ごよみ随想
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