絵ごよみ 名護ゲストハウス

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2005年4月15日 竹富島に12〜14日と三泊して15日の朝、竹富港ー石垣港ー石垣空港ー那覇空港と行き那覇からバスで名護まで行った。交通渋滞の話は聞いていたが、まさかこんなにひどいは思わなかった。那覇市内を出るまではノロノロ運転でほとんど動かなかったが、市内を抜けると快適にバスは走り出した。僕は車窓から海を眺めたり、初めて行く名護のビーチに思いを馳せたりしていたが、名護に近づくにつれて、今度はくねくねとした登りの山道だった。そんな沖縄の自然や色々な景色、変化に富んだ長い道のりを楽しみながらも、やっと名護のバス停に着いた。僕は急いでリックを背負い急ぎ足でゲストハウスに直行した。着いてびっり、最高に綺麗で、プライベートビーチあり、カヌーは乗り放題、ハンモックあり、希望者はテイピーにも泊まれるなどと素晴らしい設備だった。着いた日の夕方は近くの居酒屋でビールを一人呑みして楽しんだ。居酒屋の店内には珍しくスーパーにあるような魚売り場があり、僕は帰りぎわに夕食用に刺身を買った。ゲストハウスに戻り、また缶ビールを飲みながら竹富の民宿で分けてもらった米を炊いて、先ほど居酒屋で買った刺身をおかずに夕飯を食べた。夜は宿泊客も少なく、宴会もなく、物足りなかったが、お陰でぐっすりと眠れた。あくる朝、一人の男性と顔を合わせ、朝の挨拶をしたのだが、なんとその男性は白いワイシャツを着てネクタイを締めようとしていた。不思議に思って見ている僕に男性は「毎日ここから会社に行っているんですよ」と言った。彼は最初、アパートとゲストハウスの両方に寝泊まりしていたのだが、会社が終わると毎日ゲストハウスに直行、夕暮れまで好きなマリンスポーツを楽しみんでいるうちに、宿泊する日が増え、ついにゲストハウスに住みついたとのことだった。もう一人ここから仕事場に通っている男性がいるとも言っていた。僕はこの日、スケッチの合間に綺麗なビーチから海に向かって、自作の竹で作ったサンバ(三枚の竹板を紐で結び叩いて鳴らす沖縄の打楽器、普通は黒檀、紫檀でできている)を鳴らして遊んだ。下手な上、大きく響くので誰もいない時を見計らってやった。(笑)夕方はシャワーの後、初めてハンモックに体を沈め、風に吹かれた・・・





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by taiyoart | 2024-09-07 15:39 | 絵ごよみ随想 | Trackback | Comments(0)