写真家・丹野章さんを偲び・お別れをする会
2015年 09月 17日
毎年、海の日からの僕の個展には欠かさず来てくれていたのだが、今年は見えなかったので調子が悪いのかなと思っていたところ、8月5日に亡くなられたとのことだった。
丹野先生を偲ぶにあたり、僕には大きな思い出が二つある。一つは2011年、丹野先生の写真集「壬生狂言」を拝見して無言の狂言に興味を持ち、さっそくその年の10月に京都に三泊して、壬生寺に通い狂言を観つづけた事だ。無言の狂言は一度見た位ではなかなか理解は難しい。僕はスケッチをしながらなのでなおさらだった。そんな事で、まだ作品にはなっていない。もう一つは海や港の絵を描き続けている僕を2013年「日本の海洋画展」に推薦してくれたことだ。翌年、2014年より諸先輩や大御所の先生方にまじり、僕も日本の海洋画展に出品させていただいている。初出品の2014年、会場(東京芸術劇場5F)の下にあるカフェで丹野先生は僕に絵や写真について色々と教えてくれた。「壬生狂言」と「日本の海洋画展」この二つは今思えば思い出でもありますが、丹野先生は僕に好きな道を好きなように歩けるようにしてくれていたのだなとつくづく思う。
先生!ありがとう!
偲ぶ会は発起人の一人であり、事務局・世話人の写真家小松健一さんの司会で行われた。


写真家の小松健一さんと烏里烏沙(うりうさ)さん

烏里烏沙さんと


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