絵ごよみ随想・大洋展初入選
この年は1月から井上 和先生の指導を受け、4ヶ月で個展を開催。(先生には事後承諾)大洋展に初入選と、かなりパワーを出した。絵を描けることがうれしくて自然に描きまくったのだのだが、大洋展に出品するために僕はF50号の絵を2週間で4枚描いた。その内の2枚を出品したが、一番最初に描いたこの作品が入選した。1枚で良かったのだろうが、描かずにいられず50号のキャンバスを現場に持ち込み描きまくった。井上先生は後日「お前はあの時死に物狂いだったな」と言われた。いま考えると確かに死に物狂いだったのだなと自分でも思う。今より20歳若いので当然かもしれないが・・・
大嶺さんはお亡くなりになるまでの間、毎回僕の個展に来てくれていた。通称、壷屋のおばちゃん、この方と岸元克巳さん(作詞家、斬り絵作家)とご縁を持てたからこそ絵描き宣言に至った。師匠の井上先生とこのお二方は大の恩人である。
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