第95回 墨人展に行く。
初めて見る団体の書展だ。会全体の作品は統一されたようなスタイルの書体のように見えるが、しかし、その中にはパワフルなもの、パワフルな中にやさしさや包み込むような愛に満ちた作品など、感覚的に描かれた書は個性的でアートそのものと思う。その書に対する考え方や方向性をパンフレットの一部に見いだしたので、それを下記にご紹介致します。6月10日まで、東京都美術館で開催。
墨人会は、根元の生命にかえって全人的の生きることをねがいその具体化の重要な場として書の制作におもむいている人びと集まりである。
われわれはみずからこのような生き方を制作によって深めると共に、作品を通して人びととひびきあうことによって、信頼に満ちた世界を築き上げたいのである。その地域と環境と背負う歴史の如何とを問わず、そこを場としこのねがいを実現しようとする人々は、すべてわれわれの同胞である。ひろく手をつないでいきたい。
現在のところ、われわれの活動の共通の場所として、雑誌(墨人)、展覧会、研究会等を持っている。互いにひびきあい、相互の信愛の上に築かれたグループの本領を発揮することを通して、個々の生を全うしたい。ー1952ー結成時の言葉(パンフより抜粋)
未熟な作品をUPして下さって恥ずかしいです。
私の恩師 羽柿先生は病気と戦いながらも 懸命に書かれています。
その先生の姿を間近でいて 共に書かせて頂ける事を
ありがたいなあ・・と思っています。今回は 先生は術後の体で
この作品を見に東京に行かれる予定です。先生の内から
みなぎる生命力と気を 感じています。
この作品を書くときに 何度も失敗したのが 最後の点なんです。
何て 点って難しいの~と思いました。
未熟で 私の体力もぎりぎりのところで書いています。
重たい筆を持って 動くことは今の私にとっても かなり大変では
ありますけど、書けるという環境にいるだけでも
ありがたいです。
ほんでも 見れば見るほど下手です・・。
先生が 褒めて下さるのは道代ちゃんは素直やからと
言って下さるくらいかな・・。えへへ。
TAIYOさん、どうもありがとうね。
私の作った 木の国墨人展のURL 貼っておきますね。