洋画家 美崎太洋の遊画遊彩

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狂言鑑賞会

国立能楽堂で開催の善竹十郎さんファミリー他、大蔵流の方々が出演の狂言鑑賞会に行く。善竹富太郎さん、大二郎さん兄弟の狂言を見てはまってしまった私だが、今日は親父さんの十郎さんが出演と言うことで超テンションが高い。楽しみに待っていたのだ。ミニ講座のあと、下記の三番の狂言を観る。
  
○ミニ講座「狂言の世界」 
−狂言にみる京と鎌倉−  善竹十郎

◆膏薬煉(こうやくねり)
都の膏薬煉 善竹大二郎   鎌倉の膏薬煉 大蔵教義

◆鐘の音
太郎冠者 善竹忠一郎  主 善竹富太郎  仲裁人 善竹十郎

◆因幡堂
夫 善竹十郎   妻 大蔵吉次郎 

膏薬煉・・・京都と鎌倉の膏薬煉の二人が、一人は走る馬を吸いつけた。
      もう一人は大きな石を吸いつけて庭に運んだなど自慢しあう話し。
鐘の音・・・主人が息子の成人を祝うため、刀に付ける黄金の飾りの
      「金(かね)の値」を聞いて来るように太郎冠者に命じます。
       それを「鐘の音」と聞き違え、お寺の鐘をいくつか
       聞き回ると言う、とんちんかんな話し。
因幡堂・・・大酒飲みの妻に飽きて離縁、新しい妻を授かろうと因幡堂に祈願
      仏前で一夜を過ごしている所に離縁された妻が駆けつけ、薬師如来に
      装い、西門で待っていると告げる。
      西門で顔を隠した女を妻とも知らず家に連れてかえり、盃を交わすが
      大酒飲みの妻は盃を取り上げ顔を隠しながら飲み続けると言う話し。

時代は変われども、みんな今の人間にもありそうな事柄や比喩のようで
クスクス、ゲラゲラ笑ってしまう。狂言は今日言か?   
Commented by 岩田和彦 at 2007-10-29 17:38 x
狂言は今日言か?に座布団3枚!
台風の土曜夜の「みやらび」にて
杭州&紹興の話し有難う存じました。
土産物店の値引き交渉の話爆笑でした。
又続編などを!
Commented by taiyo at 2007-10-30 00:35 x
岩田さん楽しかったですね。いま軽井沢で浅間山を描いてます。天気いいので助かります。また、よろしく!
by taiyoart | 2007-10-27 20:42 | Trackback | Comments(2)

美崎太洋の油絵ほか、友人知人の絵画、写真、絵手紙等の展覧会情報など。


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